日記
日本初戦を前に、名実況を振り返る
ワールドカップ・日本代表初戦前には、名実況を振り返りたくなります。
悲願のW杯出場を果たした日本代表初戦の中継第一声。
初出場迄の道程を思うと、この言葉に胸が熱くなり、こみ上げて来るものがあります。
過去に書いた記事ですが、W杯になると必ず掲載しています。
今大会もよろしければ是非。
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日本が初出場を果たした1998年ワールドカップ・フランス大会。
6月14日、日本の初戦はアルゼンチン。
TV中継が始まり、
その第一声
『声は届いています。』
『はるか東の方から、何百万、何千万という思いが、大きな塊になって聞こえて来るようです。
遠かった道のりでした。本当に遠かった道のりでした。
日本の、世界の舞台に初めて登場するその相手はアルゼンチン。世界が注目するカードです。』
日本代表がW杯のピッチ上に立つ喜びと共に、この実況に涙した人は多いはず。
1985年 メキシコ大会予選
『東京千駄ヶ谷の国立競技場の曇り空の向こうに、メキシコの青い空が近付いて来てるような気がします。』
初出場への確信が滲む言葉も虚しく『メキシコの青い空』を逃した日本。
ロスタイムで失点、W杯初出場を逃し、後に『ドーハの悲劇』としてサッカーの怖さを思い知らされた1993年アメリカ大会予選。
今度こそと期待のかかるフランス大会アジア最終予選の
『ジョホールバルの歓喜』へと繋がる延長戦の開始。
円陣を組んで、それぞれのポジションへ向かう選手達を受け
『ピッチ上、今、円陣を組んで散って行った選手達は「彼ら」ではありません。これは私達そのものなのです。』
この言葉によって、サッカー日本代表が、単なるスポーツ選手ではなく、
世界各国同様、母国の代表だと強く認識されたのではないでしょうか。
こんな愛情溢れる実況をした元NHKの山本浩アナウンサーは
絶叫だけじゃない、応援する者の気持ちに寄り添うような言葉を紡ぎ出す神実況でした。
4年に1度の祭典・ワールドカップ・カタール大会、日本代表初戦vsドイツは、日本時間11月23日午後10時キックオフです。
頑張れ!ニッポン!