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2026-09-16 17:00:00
雨
降ったり止んだりが続いていますね。
日本語には、雨を表す言葉が400種類以上もあると言われています。雨と共に暮らしてきたことで、雨の細かい違いに敏感な感性が育まれてきたようです。
■降り方
弱く細かい雨は、「小雨こさめ」「霧雨きりさめ」「小糠雨こぬかあめ」など、雨脚の強さや粒の細かさに応じた呼び分けがされています。
■季節
秋には「秋雨あきさめ」、その中でも長く降り続くものは「秋霖しゅうりん」「すすき梅雨」とも呼ばれます(「霖」は三日以上続く雨を意味します)。
■感情・情景
七夕には、彦星と織姫の別れを悲しむ涙とされる「洒涙雨さいるいう」のように、物語や感情と結びついた呼び名も存在します。
「秋雨」「秋霖」という名前は降り続く長さを表し、桜を散らす「桜流し」、大豆の花を潤す「豆花の雨」のように、季節の花や畑仕事、別れの情景と結びつけて名付けられてきました。
雨そのものを「強い/弱い」だけでなく、「移ろいゆく時間の目盛り」として見つめ、花、作物、山、人の心情など、そこにある相手との関わりで雨を意味づけてきた日本人の感性が、400種類以上の言葉を残しているのかもしれません。
そうした移ろいの感性は、ピアノの音にも通じるところがあるように思います。雨粒がひとつ落ちては、静かに余韻へと移ろっていくように、ピアノの音も、一音一音が重なり合いながら、余韻へと変わっていきます。
ショパンの「雨だれ」など、古くから多くの作曲家がピアノで雨を描いてきたのも、鍵盤の音と雨音とが、どこか響き合う性質を持っているからかもしれません。
そんな秋雨の時期に、ご来店いただき、誠にありがとうございます。
ピアノの音色と共に、ピアノラウンジピーターでお過ごしいただければ幸いです。
